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迷信に込められた日本の歴史

日本には数え切れないほどの迷信が存在しているが、それらは私たち日本人の社会的ルールやタブー、習慣、価値観などの根底に根付いている。夜にお腹を出していたら雷様にへそを取られるとか、ご飯をこぼすと目が潰れるとか、私たちは子どものうちに迷信によって行動を躾けられたり、夜に口笛を吹いたり、ごはんに箸を立てたら怒られて社会のルールを教えられ、生活してるうちに、祭事など日本の伝統的な迷信を信じるようになる。私たちの生活もまた多くの迷信によって支えられていることを忘れてはならないだろう。

迷信の中には、手振り水をかけられたら死ぬとか、猫が棺桶をまたいだら死人が蘇るとか、茶碗を叩いたら餓鬼が集まってくるなど、突拍子もない非現実的なものもあるし、貧乏ゆすりをすると出世しないとか、朝ごはんに味噌汁をかけると出世できないなど、もしかしたら本当かもしれないと思える迷信もある。迷信の多くは科学的な根拠がないものだが、米を大事にしてきた歴史や霊や特別な力を恐れ敬う価値観など、日本人の積み上げてきた歴史や伝統によって日本の迷信は生まれてきたという事は大切なことである。なかには、食べ物に関する迷信などのように、迷信とは呼べないほどしっかりとした科学的根拠を持っているものもあり、それらは日本人が積み上げてきた知恵である。

迷信が信じられるものであろうとなかろうと、日本人の歴史と伝統と知恵が詰まったものであることを忘れてはいけない。