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お米をこぼすと目が見えなくなる

昔からの日本人の主食である米は江戸時代などでは価値の高い作物であり、農民は年貢を米で納め、領主の持つ領地も米の収穫量で数えられるなど、お金と同等の価値を持つ財産だった。

貧しい農民などは米を一から丁寧に作り育て上げることを生業としており、収穫を祝う祭り以外では米を食べることはほとんどできなかったので、米には神様が宿ると考え一層大切にした。そのような米を粗末にすることは良くないことだったので、それを諌めるために生まれた話である。

靴紐が切れるとよくない

昔の葬儀では葬列の参加者は新しい履物を履いていき、埋葬が終わった後、その履物は墓場の入口で鼻緒を切って捨て、違う履物を履いて帰った。このことから、鼻緒や靴紐が切れることが死を連想させ、悪いことが起こると言われるようになった。